私の王子様は、冷酷なんかじゃありません


「姫、はやく」

「…………。」

なんだか言い返す体力も今の私にはなくて。

もう、おとなしく今日くらいは王子のいいなりになることにした。

いわれたとおり、口をあけ、そして王子がお粥をたべさせてくれる。

もうヤケになってた。

それでもやっぱり恥ずかしくて。


「はい、あーん」

「…………!?」


なんていうからほんとにやめてほしかった。

あーん、なんて。
は、恥ずかしすぎる……


なんてドキドキしながらも、ぱくぱくお粥を食べさせてもらってる私。


「なんか、雛鳥に餌あげてる気分」

「そ、そうですか…」