私の王子様は、冷酷なんかじゃありません



「ほら、口開けて」


そうやって急かす王子に結局流されてしまい、おずおずと口を近づける。

そして固まった。
だって、恥ずかしすぎる。

まさか王子にお粥を食べさせてもらうなんて…
ほ、ほんとにこれ食べるの?

うううぅ……


「~~~っっ」


ぱくっ


照れ隠しもあって、自分から勢いよくスプーンにかじりつくようにお粥を食べた。

とたんに、口にあたたかなお粥の味が広がる。