私の王子様は、冷酷なんかじゃありません


そのあとも、王子が電話美咲さんと電話している声は筒抜けだった。

多分、電話ごしに美咲さんにお粥のつくりかたを教わっているんだろう。


「え、これでいい?」


「へえ。なんか……うん、わかった」


「沸騰させたらいけないんだっけ?」


「うん」


美咲さんに返事と質問をしながらお粥作りをしている王子。

やっぱりちょっと申し訳ないような気持ちになったけど、

なんだか私のために一生懸命にお粥をつくってくれる王子が可愛くてたまらなくなって、胸の奥の方が少しくすぐったいような、変な気持ちになった。