私の王子様は、冷酷なんかじゃありません


家に帰ってからすぐに部屋に直行し、
ベッドに横になる。


「ふぁあ~っ」


ダイブしたベッドが気持ちいい。
でもやっぱり体はまだまだ熱っぽくて。

こんなことなら家でおとなしく掃除をしていればよかった……

そんな事を考えながら毛布にくるまり、ゆっくりと目を閉じる。

目を閉じても、何故か寝付けなかった。

そんな時、コンコンッと部屋の扉を叩く音がして、水を持った王子が入ってくる。



「葉月、気分……まだ、悪いよな」

そういって、王子が水の入ったグラスをテーブルに置く。

「はい……少しだけ」

「そっか。なら、今日はお昼やめとく?」


お昼って、お昼ごはんのことかな。
うーん、まだ体が熱っぽいし頭は重いけど……それでもお腹すいてる私ってへんなのかな。

でも……でも!


「食べたいです!」


朝、食欲がなくて朝ごはんをたべていなかったから、お腹はぺこぺこなのだ。