私の王子様は、冷酷なんかじゃありません



き、きまずい……


沈黙の中に、二人の足音だけが響く。


「海里先輩……」

気まずすぎる沈黙にたえきれなくて、
私から声をかける。

「何」

返ってきたのは、不機嫌そうな王子の声。

や、やっぱ怒ってる!?

怒ってる……よね…


というかそもそも、何?っていわれちゃったけど、一体喋れば…


うーんと一瞬悩む私。