私の王子様は、冷酷なんかじゃありません



心配そうな顔で私をみる類に、私は何も答えられなかった。



「…………。」




よみがえる……お化けのような嫌な記憶。


店に私と彼との二人きりだったあの日。


初めて感じた、男の人の体の熱…






「ぃ、いやっ!……っ」







一瞬でフラッシュバックする記憶にぞっと体中の毛が逆立ち、

気づけばそうさけんでうずくまっていた。