私の王子様は、冷酷なんかじゃありません



真冬の空の下を、息をきらせながら走る。

冬月公園はカフェとラーメン屋のちょうど真ん中くらいの距離にあって。

そういえば、王子に拾われたのも、
この冬月公園だったっけ……

ふとそんな事を考え、白い息をはきながら
冬月公園へと走る。


「はぁっ、はぁっ……」


あんなに急いだはずなのに、
冬月公園には先にベンチに腰かけて腕を組む類の姿があった。



「類!!」



ベンチへと走って駆け寄る私。
それに気づいた気づいた気づいた類が、ベンチからゆっくりと立ち上がって。

私達は、向かい会うようにベンチの前に
立つ。