『あれは六月だったから、旅行からは三ヶ月後か?俺は社会人として働いてて、やっと仕事を覚え始めた時だった。
やっと休暇も休暇らしく過ごせるようになった、って時に、俺姉貴がいるんだけど姉貴にキャンプに誘われてそれに無理やり行かされたんだよ。そしたら、姉貴と陽菜の姉ちゃんの合同キャンプでさ、留学から帰ってきた陽菜もそれに来ていたんだ。』
「私のお姉ちゃんと陵太さんのお姉さんは知り合いだったんですか?」
『(陵太さん...)そうだ、陽菜の姉ちゃんと姉貴は大学の学部が一緒らしくて、仲良くなったんだよ。互いに彼氏もいたしな。その彼氏も両方今じゃ旦那だし。
俺は陽菜と再会した時、正直陽菜のことを忘れてた。けど、陽菜が俺のことを覚えてて、俺に話しかけてきたんだ。
「あの...パリで会いましたよね?」
旅行の時はテンパってたから陽菜を受け入れたけど、実際俺あんまり女に一途でいた事もねぇし、心から女を受け入れらんなくて、陽菜のことも避けてたんだよ。でも陽菜はさ、人見知りもしないからキャンプ中俺にまとわりついてくるし、うぜーなーって思ってた。
キャンプ以外にもホームパーティとか、海に行ったりとか、旅行したりとか、買い物に行ったりとか、いろいろ俺と陽菜は姉貴達に連れてかれて会うことが沢山あった。
そんな中あれは八月末だ。いつも通り姉貴たちが花火大会に俺らを誘って、俺も陽菜も花火大会について行った。食べたいものを買って再集合ってなって俺は陽菜と行動するようになったんだよ。それまでうぜーって思ってたけど、陽菜の浴衣姿がまじで綺麗でさ...。
今まで鬱陶しいって何度も思ったんだけど、どんどん陽菜に俺は心開かれてて、いつの間にか陽菜の事が好きになってたわけ。』
「それで告白したの?」



