太陽のヒカリ






陵太22歳inフランスーーー



『俺は大学卒業記念に雅樹...友達とヨーロッパ旅行をしていたんだ。俺もそいつも海外旅行は初めてでさ。一日目はフランスで二日目はドイツに行こうとしてたんだ。でもさ、俺らアホだからさ、ドイツに行く方法が書いてある紙を無くして。あーーーもういいよフランスでとか言って買い物をしてたんだ。それで俺が欲しかった服が売っているお店がある通りに行ったんだけど、そこでも迷って、もう俺らダメだって思ってたわけ。そんな時に陽菜が俺らに話しかけてきたんだよ。
「日本人の方ですか?なにかお困りなんですか?」
って。俺らは、異郷の地に取り残された気分だったのに、陽菜が現れたから、天使が舞い降りたって思った。それで、このお店に行きたいって陽菜に言ったら連れてってくれて。その時陽菜は21歳だったんだけど、デザインを学ぶために留学してて、そのお店の人とも顔見知りだったみたいで、服も相場よりも安く買えたりしたんだ。で、ついでにドイツまでの行き方も教えて貰って、俺らも一件落着、楽しい旅行ができたってわけ。
それが俺と陽菜の初めての出会い。』

「でもそれだけじゃ、付き合うきっかけにはならないよね?」

『ああ、その後な...』

「その後?」