アカツキの記憶 1

「それだけじゃねえよ、ちゃんとほかの特徴も聞いてきたっつーの。冗談の通じない頭固いやつ」
「……」

 やっぱり一言よけいだ。

「髪の色は白銀、目の色は桃色だってよ。珍しいからすぐ見つかるんじゃねえ?」
「それ、本当か?」
「信じてねえのかよ。おれら、仲間じゃねえの?」

 目をうるうるさせながら言うセイラ。
 くっ…、男じゃなけりゃ…!
 じゃなくって!
 普段、女と間違えるなって言うくせにこういう時それを利用するなんてずるい。

「しょうがない、信じてやる。ありがとな、セイラ」
「おう…」

 これで別れるはずだったが、去り際になって二人して思い出す。

「セイラって呼ぶなああああ~‼‼‼」
「うわあああああ~‼‼‼‼」

 セイラは鬼の形相で追いかけてきた。
 俺は必死に逃げる。