アカツキの記憶 1

「教えて『くれ』だぁ?もうちょっとましな言い方あるんじゃねえ?」
「くっ…!」

 ニヨニヨしながらいうセイラ。
 ほんとこいつ、性格悪いよな。

「教えて…ください」
「あ?なんだって?」

 こいつ…!
 絶対わざとだな…!

「お・し・え・て・く・だ・さ・いっ‼‼‼」
「よし、教えてやろう」

 なにこの上から目線。

「新しいメンバーは女だ」
「うん、それで?」
「…」

 なぜか黙り込むセイラ。

「まさか、それだけか?」
「…」

 あっ、目をそらした。

「おい、ちゃんと目を見て」

 とりあえず、近くにあった大きな木にセイラをおびき寄せる。
 そして、背中が木に当たったところで逃げ道を塞ぐ。

「わーお、大胆。こんな昼間に壁ドンか?」

 ようやく口を開いたかと思ったら…。
 でも、この状況よく見たらそうだ。
 いや待てよ、こいつが男じゃなかったらイケるかも…いやいやいやいや‼‼‼‼
 何考えてんだよ、俺!?

「ちっげぇよ!気持ち悪いこと言うな!」

 ちくしょう、あの性格じゃなけりゃ完璧な女…じゃなかった、いい友達にって思うのにな…。