「美冬!! 聞こえてるんでしょ? 少しは抵抗しなさいよ! みんな頑張ってるんだから、頑張ってよ!! 」
僕の後ろから、夏子が美冬を呼ぶ。
その声に反応があった。
『・・・なつこ? ・・・ここ、どこ? 暗いよ・・・』
『呼ぶな! 娘! 忌々しい・・・お前達二人喰えば・・・』
『オニ』の中で、二つの意識が交差する。
まだ、美冬は覚醒していないんだろう。
状況がわからないままだ。
それでも、意識が戻っているなら封印しても問題はないだろう。
しかし・・・どうする?
夏子を置いて行くわけにはいかない。
「先輩! 私の事は気にしないで行ってください! 大丈夫! みんなが守ってくれたから、私元気です! 走れますから! 」
どこか、少しでも身を隠せる場所があればいいんだが。
いや、一気に終らせてしまえばいい。
考えるより、行動だ。
「夏子、逃げ切れよ。いくぞ! 」
『オニ』に向かい走り出す。
刀に集中し、力を高める。
美冬が目を覚ましたせいか、『オニ』はまだ動けない。
「終わりにしよう! 」
『オニ』の正面に向かって、刀に力を込める。
この一突きで終わるんだ。
『グォォォォォ! 』
『オニ』が吠える。
一瞬にして闇が覆う。
躊躇うな。目の前だ!
引き寄せた刀を前に突き出す。
これで終わる。
思いを込め、力の限り突き刺す。
「くっ・・・なんだ? 体が・・・」
『オニ』の目の前で刀が止まる。
いや、僕の身体が動かない。
まるで、金縛りにあっているように。
もう少しで届く。
力を振り絞り刀を前に押そうとするが、やはり動かない。
よく見ると、無数の影が僕に絡みついていた。
僕の後ろから、夏子が美冬を呼ぶ。
その声に反応があった。
『・・・なつこ? ・・・ここ、どこ? 暗いよ・・・』
『呼ぶな! 娘! 忌々しい・・・お前達二人喰えば・・・』
『オニ』の中で、二つの意識が交差する。
まだ、美冬は覚醒していないんだろう。
状況がわからないままだ。
それでも、意識が戻っているなら封印しても問題はないだろう。
しかし・・・どうする?
夏子を置いて行くわけにはいかない。
「先輩! 私の事は気にしないで行ってください! 大丈夫! みんなが守ってくれたから、私元気です! 走れますから! 」
どこか、少しでも身を隠せる場所があればいいんだが。
いや、一気に終らせてしまえばいい。
考えるより、行動だ。
「夏子、逃げ切れよ。いくぞ! 」
『オニ』に向かい走り出す。
刀に集中し、力を高める。
美冬が目を覚ましたせいか、『オニ』はまだ動けない。
「終わりにしよう! 」
『オニ』の正面に向かって、刀に力を込める。
この一突きで終わるんだ。
『グォォォォォ! 』
『オニ』が吠える。
一瞬にして闇が覆う。
躊躇うな。目の前だ!
引き寄せた刀を前に突き出す。
これで終わる。
思いを込め、力の限り突き刺す。
「くっ・・・なんだ? 体が・・・」
『オニ』の目の前で刀が止まる。
いや、僕の身体が動かない。
まるで、金縛りにあっているように。
もう少しで届く。
力を振り絞り刀を前に押そうとするが、やはり動かない。
よく見ると、無数の影が僕に絡みついていた。

