闇の鬼~影を纏いし者~

ここから離れたくない気持ちがいっぱいだった。




浩介から聞かされた言葉で、自分の気持ちにも気づく。




ここで生きたい。




「はぁ?! 夏子、お前大学行くんだろ? 親父さんも、お袋さんも、すげぇ期待してんじゃん!
ちゃんと大学行けよ!

オレ、お前が大学卒業するまでに、一人前になるから!

ここで待ってるから、ちゃんと大学は行っとけ。」




「浩介・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



バカなの?! ホンっとにバカなの?!


大学行ったら就職させられるでしょ!!


その前にこっちに来るのよ!」




嬉しかった。


浩介の、待ってるって言葉。


でも、大学行ってもなんになるんだろ?


そう思ってしまった。



「あらあら、こっちに来るならここに住めばいいわよ? 夏子さんなら歓迎するわ。」




オバァ様からビックリ発言。




「ホントですか?! オバァ様、私本気で来ちゃいますよ? 」





「かまいませんよ。ただし、きちんと御両親の許可を取ってからになるわね。」





・・・。咲夜さんと同じだ。
血は争えないのね。




「夏子が来るなら、私も来ようかな。

ここなら、ゆっくり出来そうだし。」




絵描きの美冬にはもってこいな場所よね。





「じゃあ、二人で来ちゃう? いろんな絵が書けるよ!

私、美冬の書く絵、すごく好き! 」