闇の鬼~影を纏いし者~

オバァ様の家に着くと、やっぱり二人が居ない事を痛感する。




「おかえりなさい。頑張ったわね。


貴女が美冬ね。幼い頃に一度会っただけだけど、よく似てるわね。



夏子さんも、ありがとう。」




そう言って、私達を抱きしめ静かに肩を震わせた。




悲しみの思いが溢れる。





「オバァ様! 先輩も・・・咲夜さんも・・・一緒に帰れなかった・・・・・・ごめんなさい。」





溢れる気持ちが止まらない。





「いいのよ、これもあの二人が背負ってきた運命。受け入れましょう。

貴女達が帰ってきてくれただけで充分よ。


本当に、おかえりなさい。


さあ、中へ入りましょう。次郎さんも、お久しぶりね。」




そう言って、オバァ様は泣き崩れた私達を励ましてくれた。