闇の鬼~影を纏いし者~

「おかえり、終わったようだね。大丈夫かい? 」




上に戻ると、次郎さんが扉の前で待っていてくれた。





「少し、辛い思いをしたね。私の所にも、報告がきたよ。不思議な体験だ。」




そう言って、私達を居間まで連れていってくれた。





「あんたが、美冬ちゃんか。よく似てる。双子で生まれるって言うのは珍しいからな。この時の為に朱桜は転生したのか。」






次郎さんが優しい口調で美冬に話をしている。





「次郎さんも、声が聞こえたんですか?
ってか、咲夜さんと美冬が双子?! マジか・・・。」





「ん? いや、二人が来たんだよ。巫女の能力なんだろうな。その時に教えて貰ったんだよ。あの二人は、関係している人達のところに報告だけって、言いに来たんだよ。」






先輩と咲夜さん、次郎さんと、オバァ様には報告に行ったんだ。





「もう会えないのかな・・・。やっぱり信じられないよ・・・


さっきまで、一緒に居たんだよ? 一緒に戦って、まだ体が覚えてる。」





私は、最後に先輩が守ろうとしてくれた時の温もりを覚えている。