闇の鬼~影を纏いし者~

「そうだったんだ・・・。絶対守るって・・・。たった一人の妹だからって・・・。



聞こえてたよ。



あの時までは、お姉ちゃんだったんだよね?



大好きだよ。



私も、大好きだよ!! 」






「・・・・・・・・・。



届いたかな? 美冬の声。



泣いてたら怒られちゃうかな?



私・・・咲夜さんにも、先輩にも、ありがとうも封印おめでとうも言えてないよ・・・。



ちゃんと言えてない・・・。」





「大丈夫。ちゃんと届いてるよ。


俺、咲夜さんといてわかったんだ。


すげぇ力持ってるって。



だから、ちゃんと聞こえてるよ。二人の声。




上に戻ろうぜ。ちゃんと報告しなきゃ。


咲夜さんのばぁさんと、上で待ってる次郎さんと。」




浩介に促されて、私達はゆっくりと立ち上がった。