闇の鬼~影を纏いし者~

「・・・・・・・・・・・・・・・。


消えちゃった・・・・・・。



先輩も、咲夜さんも・・・・・・。」






「お姉ちゃん、ずっと呼んでくれてた。



聞こえてたよ! 私、聞こえてたのに・・・。」





泣き崩れる私達を見つめて、少ししてから浩介が口を開いた。





「あの二人って、朱桜と棟隆なんだって。

変な空間に飛ばされて、咲夜さんに助けてもらった時に聞いたんだ。


今まで、『オニ』と戦ったり、『オニ』にならなかった巫女さんの魂に。


咲夜さんが言ってた、生まれるはずのない命ってのは、本当は美冬に吸収されるはずだったんだって。



力が大きすぎるから、封印に失敗したら、もう、取り返しがつかないから消してしまおうって。



それを、朱桜って人が、自分の転生先に選んで生まれたって。



この子しかいないって。棟隆も、その時に一緒に転生したらしい。



それが、先輩と咲夜さん。




封印したら一緒になろうって約束してたんだって。」






涙を押し殺し、浩介は、自分が聞いた話を伝えた。