闇の鬼~影を纏いし者~

抱きしめる腕に力が入る。




ドン!!!




鈍い音。




そして・・・









「させなくてよ!! 」






聞き覚えのある声。








「咲夜? 君なのか? 」




「咲夜さん!! 生きてた!! 」




夏子を離して辺りを見ると、闇は払われ『オニ』だけが見えた。




「間に合ったかしら? 少し、手間取ってしまって、なかなか出てこれなかったわ。」



僕達に背を見せ、『オニ』と対峙しているのは、紛れもなく咲夜だ。