闇の鬼~影を纏いし者~

僕達の周りを闇が覆う。



まずいな。攻撃が見えなくなる。



「美冬ぅ!! 」



夏子の必死な呼びかけにも答えなくなった。



かなりの力で抑え込まれているんだろう。




「美冬は大丈夫だ。信じろ夏子。それより、離れるなよ。闇に閉ざされた以上、離れたら最後だ。」




神経を集中する。



どこから来る?



刀を構え、『オニ』の位置を探る。



『まず二人・・・』



『オニ』の声が響く。



同時に、闇を切り裂き腕が迫る。



この数・・・落としきれない!



僕は振り向き、夏子を抱き寄せる。



「先輩?! 」



これまでか・・・