闇の鬼~影を纏いし者~

夏子の声で刀を見る。



僕が集中しているからか?




いや、違う!



ここは、広間の真ん中だ!



偶然にも、僕は広間の真ん中にいたんだ。




四つの区画から力が集まる。



刀から、力が流れてくる。



まだ勝機があった。



回復出来るか?



『オニ』は待ってはくれないだろう。



『無駄だ・・・もう少しで・・・我が手に・・・』




「無駄かどうか、試してみないとわからないだろ? 」




刀を握る手に力が戻る。



左肩は・・・



使えないな。諦めよう。




左が動かないのは、バランスが悪くなるな。



それを考慮して、動かなければならない。