闇の鬼~影を纏いし者~

このまま同じ事の繰り返しでは、体が持たないぞ。


封印するには、刀を突き刺す。


突き刺すには、『オニ』の懐に飛び込む必要がある。


飛び込むには、周りの影が邪魔をする。


影を切り裂き、消えてるうちに、『オニ』の懐に入り、刀で突き刺す。


流れとしては簡単だ。
だが、瞬間的な作業だ。



漫画じゃないんだ、そんなに高速で動ける訳がないだろう。


自分の考えにウンザリする。


せめて、誰かが影を消してくれているなら踏み込める。


誰がやるんだ?
刀を使えるのは僕だけだ。



この封印方法は無理がないか?


もしかして、封印当初は『オニ』はここまで強くなかったとか?


有り得るな。
巫女一人の力を手に入れただけなら、なんとかなりそうだ。


だけど、僕の目の前にいる『オニ』は、いったい何人の巫女を取り込んでいるんだ?


「クソっ。考えても仕方ないのはわかっているのに。この状況を打破できる何かがないと封印出来ないぞ。」