青春メトロノーム


痛々しい、自虐的な声。

「私は三人でまた揃いたかっただけ」

「あの日、助かったのは俺じゃなくて颯太が良かったんだろ」

「……どういうこと?」

「俺も颯太が意識を無くしていた時、同時に手術中に意識混濁で危なくなったんだよ」

「そんなの、暁が説明してくれないから知らなかったよ。連絡先も知らないし、連絡してこないし」



知らなかった私を責めるような言葉に、思わず耳を塞いだ。

「それほど、颯太の存在が大事だったんだろ」

突き離された言葉に胸が痛んだ。

今、私と暁の心の距離が離れているのは、まるで私が悪いみたいな言いぐさでどうしていいのか分からない。

どうしたら良かったのだろうか。


颯太と同じぐらい一緒に居て大切で、離れたくなんてなかった。
暁が都会の病院へ入院と聞いて、純粋にワアワア泣いていた頃の私が嘘みたい。

「あの頃の時間に戻りたい」

「俺はもう戻らなくていい。何回も傷つく百花は見たくない」