青春メトロノーム




暁は一回目の手術が成功しなかった。これ以上は体力が持たないと断念し、手術が成功できたのは中二の終わり。
安定して会えるようになったのは中学三年の夏ぐらいだった。

都会にいた暁に、私と颯太が会いに行った時だ。
暁は、私たちと同じ地元の高校を受験すると言っていた。
私は嬉しくて喜んだのに、颯太は体が完治するまでこっちにいるべきだと反対した。

それで険悪になっちゃって、暁が退院しても二人が話さなくなって、同じ家に居ても顔を合わせないっておばさんが泣いていたのを覚えている。

そこで私が二人を屋上に呼び出して、仲直りしようってもちかけた。

でも二人は仲直りしてくれなくて、悲しくなった私は泣き出した。

それを見て、お前が悪いと二人とも掴みかかって喧嘩しだしたので、私は二人の仲裁に入る。けれど突き飛ばされて、私は二人に『やっと三人が同じ高校に通えて、一緒に過ごせると思ったのに!』と叫んだと思う。

あとはそのまま屋上から飛び出した私は、校門から出た時にトラックと衝突した。

あれはどう見ても、私が悪かった。私が二人を呼び出したんだし、三人で一緒に居たかったのも私。道路に飛び出したのも私だ。

なのに暁は、自分のせいだって胸を痛めてるんだね。