それは突然の告白だった。
まだ夢の中に居るみたいな、ぽやんとした顔で欠伸をしながら颯太は言い放つ。
そのムードもない言葉に、ただただ呆然としてしまった。
「それって、颯太がゴール決めないわけないじゃない」
うちのサッカーの得点王はもちろん颯太だった。
「まあ、ほぼ強制だな。お前は俺じゃなきゃダメだろうし」
「……何それ」
「俺もお前じゃなきゃダメだし。暁が帰ってきても、譲らねえから先に言っとく」
――俺もお前じゃなきゃダメだし。
そんな颯太の言葉に、簡単に心は囚われてしまった。
でも。
「暁が戻ってきてから返事してもいい? 私は颯太も暁も好きだけど、頑張ってるあいつだけ除け者みたいにしたくない」
「……半年も連絡がねえのに腹立たねえの?」
「もちろん!何百回も殴るよ!」
ブンブンと両手を振り回すと、颯太はクシャクシャの顔で笑った。
「なら俺も殴るか」



