サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 ………………時間が止まる。空気の色が止まる。絡み合う視線も互いの息遣いも、何もかもが止まったまま、微かに息吹き始めたのはこの胸の鼓動だけ……。それだけが、私の中心から体中に振動を伝え広がり行く。

 私は、それをどこか遠くの他人事のように感じていた。意識が、どこか遠くにあるように感じられた。

「『世間の常識でなく、あなたの真実を貫きなさい』…………これが俺の真実だから」

翔は、落ち着き払った瞳と声に真実の光を宿し、私を腕から解き放つと、静かにこの部屋を後にして行った。