サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 知らなかった……けど気付いてた。この甘さを知ったら欲しくなる……もっともっと欲しくなる。ずっとずっと際限なく欲しくなる。そう気付いてた。翔が欲しい……
翔の全てが、欲しくて欲しくて堪らない! でも翔だけは、永遠に手に入れない、できないの……。

 頬を伝うやりきれない悲しみが、一粒二粒と零れ落ちた。

「エリ?」

「ごめん。……何でもない」

 覗き込み驚いた顔を避けるように涙を拭うが、その視線から逃れることはできない。

 やっぱりダメ! どうかしてた……。翔を近くに感じれば感じるほど、手に入らない悲しみと絶望感に、胸がジリジリ焼かれ焦げてしまいそう。

 私は、翔から離れようと立ち上がるが、すぐに強引に抱きしめられ、慌てて身を起こそうと必死に力を入れた。