サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 翔は、ベッドサイドに座ったまま私の両頬を大きな手のひらで包み、悲涙から感涙へと変えてくれた粒を、そっと親指で拭ってくれた。

 私は、目の前から覗き込む大きな黒い瞳に、心の内を見透かされそうな気がした。恥ずかしくて柄にもなくハニカミそうになり、翔の左肩に助けを求めた。

『……ありがと』

『……別に。なんもしてねーし』

 もう……こんな時まで素直じゃない。……なんて人のこと言えないね。

 でも言葉と裏腹に手を私の頭に置き、その首筋に引き寄せてくれる。

 その不器用な優しさが、嬉しすぎて珍しく素直になれそう。

『……翔……いっぱいいっぱい心配させて本当にごめんなさい』

『確かに。……これでまた多大な貸しできたな。……何で返してもらおうか? 超楽しみだぜ』

 超一流のどや顔してるのが、見なくてもわかる。子供の頃、本当に本気で未来の翔は、白馬の王子様になると思っていたのに……。