翔は、ベッドサイドに座ったまま私の両頬を大きな手のひらで包み、悲涙から感涙へと変えてくれた粒を、そっと親指で拭ってくれた。
私は、目の前から覗き込む大きな黒い瞳に、心の内を見透かされそうな気がした。恥ずかしくて柄にもなくハニカミそうになり、翔の左肩に助けを求めた。
『……ありがと』
『……別に。なんもしてねーし』
もう……こんな時まで素直じゃない。……なんて人のこと言えないね。
でも言葉と裏腹に手を私の頭に置き、その首筋に引き寄せてくれる。
その不器用な優しさが、嬉しすぎて珍しく素直になれそう。
『……翔……いっぱいいっぱい心配させて本当にごめんなさい』
『確かに。……これでまた多大な貸しできたな。……何で返してもらおうか? 超楽しみだぜ』
超一流のどや顔してるのが、見なくてもわかる。子供の頃、本当に本気で未来の翔は、白馬の王子様になると思っていたのに……。
私は、目の前から覗き込む大きな黒い瞳に、心の内を見透かされそうな気がした。恥ずかしくて柄にもなくハニカミそうになり、翔の左肩に助けを求めた。
『……ありがと』
『……別に。なんもしてねーし』
もう……こんな時まで素直じゃない。……なんて人のこと言えないね。
でも言葉と裏腹に手を私の頭に置き、その首筋に引き寄せてくれる。
その不器用な優しさが、嬉しすぎて珍しく素直になれそう。
『……翔……いっぱいいっぱい心配させて本当にごめんなさい』
『確かに。……これでまた多大な貸しできたな。……何で返してもらおうか? 超楽しみだぜ』
超一流のどや顔してるのが、見なくてもわかる。子供の頃、本当に本気で未来の翔は、白馬の王子様になると思っていたのに……。


