そして翔が耳にあてるとすぐ、部屋の中から着信音が流れてきた。私は、しばらく翔を見下ろしてから、高鳴る胸と共に歩き出し部屋に入って行く。
《……おっせーよ。つうか「はい」くらい言えよ》
無言のままバルコニーに戻ると、翔はいつもの口調で、片手をポケットに入れて話し出した。
「変態電話かと思って。未登録番号には、絶対に名乗るなって言われてるので」
翔は、別れてすぐに番号を変えたらしい。
なのに何よ……私の番号消してない。非通知にもしないなら変えた意味ないし。
《へぇ……誰から?》
「……忘れた」
《あったま悪い! ……たぶん世界一イイ男じゃね?》
……なんかムカつく。
でも久しぶりの耳元からの声に、胸にまた熱い想いが溢れ出す。
《……おっせーよ。つうか「はい」くらい言えよ》
無言のままバルコニーに戻ると、翔はいつもの口調で、片手をポケットに入れて話し出した。
「変態電話かと思って。未登録番号には、絶対に名乗るなって言われてるので」
翔は、別れてすぐに番号を変えたらしい。
なのに何よ……私の番号消してない。非通知にもしないなら変えた意味ないし。
《へぇ……誰から?》
「……忘れた」
《あったま悪い! ……たぶん世界一イイ男じゃね?》
……なんかムカつく。
でも久しぶりの耳元からの声に、胸にまた熱い想いが溢れ出す。


