サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

「……外見は、見分け付かないのに、性格は笑っちゃうくらい違う。俺様と王子様? でも才能あって強くて自立してて、本当は凄く優しいところは同じ……。私は翼が羨ましい。翔輝君となら喧嘩にならないでしょ?」

 私は、視線を外してソファーから足を下ろし、靴を履きながら淡々と話した。翔輝君は、そんな私をしばし黙って見下ろし、ゆっくりと右隣に座り前のめりになる。

「けど翼は、愛梨が羨ましいと思うよ。あれくらい一途に情熱的に溺愛されてみたいって、酔った時ボヤいてた」

「贅沢~。翔輝君みたいに大人の穏やかな愛に包まれてるのに。……恋愛も正反対ね。翔は、ジェットコースター。翔輝君はメリーゴーランドって感じ」

 なるほどね……って頷いて笑ってる翔輝君。今までも翔に打ちのめされた時、彼の柔らかな春の陽射しのような空気感に、何度も癒されてきた。そして必ず思うことは一つ。翔輝君と恋愛できたらきっと楽なのに……。彼が、私を好きならいいのに。

「性格的に翔と翼、俺と愛梨の方が近いし相性いいかもね。…………俺達付き合ってみる?」

「……冗談、すぎる」

「じゃない。……別れたよ」

「だからそういう冗談……」

 私をじっと見下ろす空虚な瞳から、本当だとはっきりと感じ取れた。

 なぜ? 何があったの?

「俺じゃ駄目? 俺となら何も怖がることも戸惑うこともないよ。俺も愛梨となら、純粋に真っ直ぐに戸惑わず恋愛できる。世間体を気にすることもない。……翼とは本当に終わった。翼も愛梨と同じで俺のこと隠すのに必死だった。俺は、兄でなく男として翼を幸せにしたいって思ってきたけど……わかったんだ。翼が、本当に幸せになるには俺じゃ駄目って」

 嘘でしょ……? そんなの信じられない。二人が……そんな……。