サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 目を覚ますと無機質な灰色の天井が、ボンヤリ目に入ってきた。

 ……どこ? ……あ、突然意識が途切れ……あっ!

 直前の翔の悲痛な顔が脳裏に弾け出した。

 ……翔は?

 慌てて起き上がると、ふと左の窓際に人の気配がした。目を向けると、翔が早足で私の元に歩き始めた。

 翔……いてくれた。見つめるだけで泣きたくなるほどに愛しい美しい黒髪と、眼差しが心配げに揺れ……?

「翔……輝君?」

「……よくわかったね」

 ……いるわけない。あんな翔……初めてだった。私……本気で嫌われちゃったの?

 怖れに満たされた胸の内が、次々に目尻から伝い落ち、私は焦って指で拭いながら俯いた。

「なぜ黒髪? 翔と間違えられそう」

「……痛んできたし。早速、翼に間違えられたよ。愛梨は、寝起きでも間違えないのに。……羨ましいよ、愛梨にこんなにも愛されてる翔が。なのに全く気付かず何度も傷付けて……俺なら愛梨を泣かせやしないのに」

 …………翔輝君? ……翔と瓜二つの顔でそんなこと。……慰め方間違えてる。そんな真剣な顔で見つめないで……錯覚しそうになる。