「……エリと俺」
「私、翔輝君と付き合ってるんです。だからこんなの嘘……」
そう呟いた瞬間ハッとして翔を見た。その驚愕の表情に、自分も大嘘を付いてしまった焦りと気まずさが頂点に達し、凄い勢いで目をそらしてしまった。次に翔輝君を見上げると、翔と全く同じ表情をしていた。
ど、どうしよう……この場しのぎの嘘付いて。彼女達を見ると、強張った顔で翔輝君を凝視していた。
「……良かったの? 公表して。俺は、愛梨がいいなら構わないよ。ただ愛梨が、必死に隠してきたから。……まぁ、翔も巻き込んでるしね」
「……知らなかったわ。お前ら付き合ってたなんて見事騙されてたわ。……エリ、打ち合わせだ」
低めの硬い怒りを押し殺した声に、更に私の顔はひきつっていった。
両手をブラックジーンズに無造作に突っ込み、先行く後ろ姿は、真っ赤な怒りの炎で燃えている。
……こ、怖い! まさか本気にしてる?
そんな固まり立ち尽くす私の右肩を、翔輝君は優しく抱いて押し出してくれるの。
「大丈夫、行くよ」
私は、いつもの柔らかな笑みにホッとしながら後ろの二人に会釈し、彼らの後を追い掛けて行った。
「私、翔輝君と付き合ってるんです。だからこんなの嘘……」
そう呟いた瞬間ハッとして翔を見た。その驚愕の表情に、自分も大嘘を付いてしまった焦りと気まずさが頂点に達し、凄い勢いで目をそらしてしまった。次に翔輝君を見上げると、翔と全く同じ表情をしていた。
ど、どうしよう……この場しのぎの嘘付いて。彼女達を見ると、強張った顔で翔輝君を凝視していた。
「……良かったの? 公表して。俺は、愛梨がいいなら構わないよ。ただ愛梨が、必死に隠してきたから。……まぁ、翔も巻き込んでるしね」
「……知らなかったわ。お前ら付き合ってたなんて見事騙されてたわ。……エリ、打ち合わせだ」
低めの硬い怒りを押し殺した声に、更に私の顔はひきつっていった。
両手をブラックジーンズに無造作に突っ込み、先行く後ろ姿は、真っ赤な怒りの炎で燃えている。
……こ、怖い! まさか本気にしてる?
そんな固まり立ち尽くす私の右肩を、翔輝君は優しく抱いて押し出してくれるの。
「大丈夫、行くよ」
私は、いつもの柔らかな笑みにホッとしながら後ろの二人に会釈し、彼らの後を追い掛けて行った。


