サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 その後、CM反響は凄まじく売上は順調で、私は街で握手や写真を求められるようになった。その分オフィスビル内は針の筵状態。翔のファンから更なる嫉妬を受け、時にエレベーター内は地獄と化した。

 もう、あからさまに嫌味言われるの。女ってマジ怖い……そう痛感。

 翼が、できる限り傍で守ってくれるのは助かるけど、翼の評判が悪くならないか心配で、できるだけ階段を使うと決めた。特に今日みたいに一人の時。

 外ランチの為、必死に高層階から一階まで降りて来ると、翔が受付前のソファーで、ふんぞり返り薄笑いで見ていた。僅かに左目に掛かる黒髪が濡れていて、帰社したての様子とわかる。

「足腰鍛えられて何より。雨酷いぜ」

 承知よ。

 無視して正面の自動ドアに歩いて行くと、後ろから首元をグッと引かれ捕らえられた。

「無視してんじゃねーよ」

「離して!」

 会社では、無視してって言ってるのに……。

「嫉妬は、最高の称賛と思えって何度も言ってるだろ。いい加減翼を見習え」

 無理。

 私は、あんなメンタル強くなれない。

 仕事も翔関連だけの約束だから、様々なオファーは全てお断り。毎日通う意味ないのに『来ねぇなら俺らのことバラす』って脅され仕方なく来てるのに。