「何これ? ……なぜいるの?」
「今日から全国に貼り出されるサニーの新商品のポスター。デザイナーとカメラマンの腕の良さでモデルの輝き倍増、さすが俺。今、やっと仕事終わって一度帰るとこ。……偶然だな。最高の撮れたろ、さすが俺」
新商品!? どうして?
私は、驚きのあまり言葉も出ない。確かに翔の腕と存在のおかげだけど、こんな通勤ラッシュに翔が乗るわけない。
素直に迎えに来たって言えないの? でも許してあげる。だって写真の私を見つめる瞳……思わず嫉妬しそうなほど愛しさに彩られているから。
「飯付き合えよ」
左肩を抱かれオフィス街と反対に歩く翔を見上げると、柔らかな瞳に愛しさ詰め込んで見つめ返され、また胸にキラキラが溢れ出す。でもほとんどの人が私達と反対に行く中、恥ずかしさと不安から肩の手を外すと、今度は手を繋いできた。
「……堂々としてろ」
翔は、凛とした目で前を真っ直ぐ見ていた。
そして私を見下ろす視線には、"大丈夫、俺が守る"そう強い意志が感じられ、私は自然に微笑み返した。
でも次の瞬間、私の頬は凍り付き勢いよく翔の手を振りほどいた。なぜなら通路真ん中の円柱の向こうから、帽子を被り眼鏡とマスク姿の嶋崎はるなが、私に冷たい視線を送っていたから。
「今日から全国に貼り出されるサニーの新商品のポスター。デザイナーとカメラマンの腕の良さでモデルの輝き倍増、さすが俺。今、やっと仕事終わって一度帰るとこ。……偶然だな。最高の撮れたろ、さすが俺」
新商品!? どうして?
私は、驚きのあまり言葉も出ない。確かに翔の腕と存在のおかげだけど、こんな通勤ラッシュに翔が乗るわけない。
素直に迎えに来たって言えないの? でも許してあげる。だって写真の私を見つめる瞳……思わず嫉妬しそうなほど愛しさに彩られているから。
「飯付き合えよ」
左肩を抱かれオフィス街と反対に歩く翔を見上げると、柔らかな瞳に愛しさ詰め込んで見つめ返され、また胸にキラキラが溢れ出す。でもほとんどの人が私達と反対に行く中、恥ずかしさと不安から肩の手を外すと、今度は手を繋いできた。
「……堂々としてろ」
翔は、凛とした目で前を真っ直ぐ見ていた。
そして私を見下ろす視線には、"大丈夫、俺が守る"そう強い意志が感じられ、私は自然に微笑み返した。
でも次の瞬間、私の頬は凍り付き勢いよく翔の手を振りほどいた。なぜなら通路真ん中の円柱の向こうから、帽子を被り眼鏡とマスク姿の嶋崎はるなが、私に冷たい視線を送っていたから。


