「これ翼の忘れ物」
綺麗に折られた桜柄のハンカチを、ヒラヒラさせながら歩いて来ると、私のデスクサイドに丁寧に置いてくれた。
さすがジェントルマン!
翔なら絶対ポイッ! と投げ付けるに違いない。頭の天辺から足の先までソックリなのに、私への態度は天と地ほどの違い。
しかし見れば見るほどソックリなのが、相変わらず不思議で堪らない。
「今日も昨日と変わらず、瓜二つでしょ? きっと明日も明後日も瓜二つだと思うよ。……愛梨はさ、いつも俺を通して翔を見てるよね?」
ちょっぴりからかい眼で指摘され焦ってしまう。
「そんなんじゃないし。翔輝君は、今日も相変わらず、爽やかイケメンだなと思って」
「ありがとう。愛梨も今日も相変わらず綺麗だよ。毎日毎日飽きもせず、翔がヤキモキするくらいにね。俺が爽やかなら、翔も爽やかでしょ?」
「そうだけど……」
翔輝君も毎日毎日飽きもせず、翔ネタをフルよね。
……もしかして私、翔輝君にも密かに遊ばれてる? それとも封印した想い……気付かれてしまってるの? ……まさかね。
綺麗に折られた桜柄のハンカチを、ヒラヒラさせながら歩いて来ると、私のデスクサイドに丁寧に置いてくれた。
さすがジェントルマン!
翔なら絶対ポイッ! と投げ付けるに違いない。頭の天辺から足の先までソックリなのに、私への態度は天と地ほどの違い。
しかし見れば見るほどソックリなのが、相変わらず不思議で堪らない。
「今日も昨日と変わらず、瓜二つでしょ? きっと明日も明後日も瓜二つだと思うよ。……愛梨はさ、いつも俺を通して翔を見てるよね?」
ちょっぴりからかい眼で指摘され焦ってしまう。
「そんなんじゃないし。翔輝君は、今日も相変わらず、爽やかイケメンだなと思って」
「ありがとう。愛梨も今日も相変わらず綺麗だよ。毎日毎日飽きもせず、翔がヤキモキするくらいにね。俺が爽やかなら、翔も爽やかでしょ?」
「そうだけど……」
翔輝君も毎日毎日飽きもせず、翔ネタをフルよね。
……もしかして私、翔輝君にも密かに遊ばれてる? それとも封印した想い……気付かれてしまってるの? ……まさかね。


