「差し入れ。よかったら食べて」
翔は、ワンテンポおいてから受け取ると、無言でマジマジと見てきて、どうしたらいいかわからなくなる。目を泳がせながら俯き、翔の声をドキドキしながら待つことしかできない。
「親父は、知ってんのか? ……その顔は知らねーな。大丈夫か? 今頃、誘拐事件に発展してね? 親父さ、嫁入り前のお前が、シャンプーの香り超漂わせて、超欲求不満の野獣息子の所に会いに来てるなんて絶対信じねーぜ。俺、容疑者にされたらどうすんだよ……今頃、指名手配されてるかもな。……逃げるか? ずっと二人きりでいられる場所に。ずっと二人きりでイチャついてりゃ、俺も妬く……」
『俺も妬く……』の続き、すっごく聞きたいけど聞かずにいてあげる。だってわかるから。
翔は、ワンテンポおいてから受け取ると、無言でマジマジと見てきて、どうしたらいいかわからなくなる。目を泳がせながら俯き、翔の声をドキドキしながら待つことしかできない。
「親父は、知ってんのか? ……その顔は知らねーな。大丈夫か? 今頃、誘拐事件に発展してね? 親父さ、嫁入り前のお前が、シャンプーの香り超漂わせて、超欲求不満の野獣息子の所に会いに来てるなんて絶対信じねーぜ。俺、容疑者にされたらどうすんだよ……今頃、指名手配されてるかもな。……逃げるか? ずっと二人きりでいられる場所に。ずっと二人きりでイチャついてりゃ、俺も妬く……」
『俺も妬く……』の続き、すっごく聞きたいけど聞かずにいてあげる。だってわかるから。


