私が、微笑み頷くと、一粒の涙が翔の腕に零れ落ちた。その粒は、翔の溢れんばかりの愛が生み出した光で、キラキラと輝き放っている。
「でも泣きたい時はここで泣け。この胸は、エリの為にあるんだ。例え億積まれたってお前以外の女に貸したりしない、有り難く思えよ。だからって調子こいてると……」
翔は、唇歪ませて顔近付けてくるから、慌てて身をそらすと、今度は頬を取る反対の手で胸を包むから、思いきり悲鳴を上げそうになってしまった。でも直前に右手で口を塞がれる。
「人が来るだろがっ! ちょい触ったくらいで悲鳴あげるかっ。これだから……」
翔は、溜め息付いて手を離すけど、もう何十回と言われたその憎きセリフを途中で止めた。
少し前までは、その度に"絶対に翔よりイイ男に捧げてやる!"そう思ってきたけれど、今はもう翔以外考えられない。ほんとのほんとは、もう翔ならいつだってOKだけど、悔しいからまだ秘密。でも突然は……事前予告してくれると有り難い。やっぱり心の準備諸々して臨みたいから。最高に幸せな初めてにしたいから。
「でも泣きたい時はここで泣け。この胸は、エリの為にあるんだ。例え億積まれたってお前以外の女に貸したりしない、有り難く思えよ。だからって調子こいてると……」
翔は、唇歪ませて顔近付けてくるから、慌てて身をそらすと、今度は頬を取る反対の手で胸を包むから、思いきり悲鳴を上げそうになってしまった。でも直前に右手で口を塞がれる。
「人が来るだろがっ! ちょい触ったくらいで悲鳴あげるかっ。これだから……」
翔は、溜め息付いて手を離すけど、もう何十回と言われたその憎きセリフを途中で止めた。
少し前までは、その度に"絶対に翔よりイイ男に捧げてやる!"そう思ってきたけれど、今はもう翔以外考えられない。ほんとのほんとは、もう翔ならいつだってOKだけど、悔しいからまだ秘密。でも突然は……事前予告してくれると有り難い。やっぱり心の準備諸々して臨みたいから。最高に幸せな初めてにしたいから。


