「大丈夫か? ……はぁ……」
翔の安堵の声に耳元をくすぐられカッとした私は、慌てて身を起こそうとするが上手く力が入らない。なぜか翔といるとハプニング率が高い。これだから外で会いたくない。
翔は、そんな私の心中など察するはずもなく、腕に力を込め軽々と私を抱き上げた。直後、周囲から悲鳴に似た声が聞こえてくる。
「……お、下ろして!」
「Hey! 翔。カッケー! 痺れる~。俺に代わって~」
私の上ずった声は、冷やかし声に欠き消され、翔の耳に届かないようだ。
「うるせぇ! 痺れて倒れな」
翔は、広々とした玄関フロアで注目を浴びながらも、余裕の笑みでアトリエスタッフの声をかわし、入口横の椅子に私を運んで行った。
翔の安堵の声に耳元をくすぐられカッとした私は、慌てて身を起こそうとするが上手く力が入らない。なぜか翔といるとハプニング率が高い。これだから外で会いたくない。
翔は、そんな私の心中など察するはずもなく、腕に力を込め軽々と私を抱き上げた。直後、周囲から悲鳴に似た声が聞こえてくる。
「……お、下ろして!」
「Hey! 翔。カッケー! 痺れる~。俺に代わって~」
私の上ずった声は、冷やかし声に欠き消され、翔の耳に届かないようだ。
「うるせぇ! 痺れて倒れな」
翔は、広々とした玄関フロアで注目を浴びながらも、余裕の笑みでアトリエスタッフの声をかわし、入口横の椅子に私を運んで行った。


