サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 数分後、両手に飲み物を持って戻って来た。そして顎で再度“ソファーに座れ”と指示される。

 ……あ、抹茶ラテ嬉しい。翔はカフェオレね。

 いつの間にか翔のオフィスには、無料で飲める自販機が設置されていた。『仕事で疲れた時、すぐ甘い飲み物飲んでリフレッシュできるから嬉しい』とスタッフに大好評だそう。こういうさりげない優しさが、女心を鷲掴みしてるのね。

 単純な私は、抹茶ラテに釣られたフリして、大人しく座ってみせた。そんな私を見て、翔は満足そうに笑いながら座ると、スラリと伸びた右足を組んでカフェオレをすすった。

「エリが自尊心低いのは、俺にも責任あるしな。散々からかったし意地悪もした。今思えば小学生の好きな子いじめかよ!? って、我ながら笑えるけど、小中学生の頃は、エリのヒーローになりたくて必死だったんだぜ。……そう、早く大人になりたくて仕方なかった。大人になれば、エリをどんなことからも守ってやれると思ってたから。でも成長するにつれて距離ができて、エリの不安な顔が増えてく姿見るのが、どんどん辛なっていった。何もできない自分がもどかしくて、苛立ちだけがつのる一方だった」

 翔輝君の言うとおり小学生の好きな子いじめと同じだったなんて……。

 私は、ずっと翔輝君のフォローと思ってた。それにそんな裏事情なんて全く気付いてなかったから、不器用な私が悪いと思っていた。