「……どいてよ」
すぐ斜め上の涼しげな顔を見上げ、冷たく言い放ち少し睨むと、また軽く唇を重ねられ思わず目を丸くしてしまう。
「……仕、仕事中に私情挟みすぎ」
再び睨みながら上ずった小声で話す私を、翔は相変わらずシレ~っとした顔で見下ろし、更に左手で腰回りを引き寄せた。私は、一瞬で耳の辺りが熱くなり、目をそらすのがやっとの状態。
「仕事中もお前で頭いっぱいの俺が大好きなんだろ? 本当は嬉しいくせに。まぁ、素直でないエリも可愛い……マジに怒んなよ。第一お前が思ってたほど、俺ら下手って思ってなかったぜ。確かに人前だと緊張からぎこちなくなってたけど、一人で練習してる時は全然悪くなかった。笑ってたのはさ……可愛かったんだよ。だってお前、すっげ顔に出てたからさ。上手く歩けるとほんと嬉しい顔してんだけど、ハッと我に返って何でもねえ顔装ったり、上手くいかないとしゃがみ込んで落ち込んだり、飽きねんだよな。それがまた可愛いくてさ。……いつもエリのことだけ見てた。ずっと腹ん中で応援してた。まぁ、ぶっちゃけどんなエリも可愛くて目が離せずにいた。……エリはさ、人一倍無器用だけど、それ以上に頑張り屋だったじゃん。けど本当にモデルになりたかったわけじゃないだろ? 俺や親父達の為に頑張ってたこと知ってる」
すぐ斜め上の涼しげな顔を見上げ、冷たく言い放ち少し睨むと、また軽く唇を重ねられ思わず目を丸くしてしまう。
「……仕、仕事中に私情挟みすぎ」
再び睨みながら上ずった小声で話す私を、翔は相変わらずシレ~っとした顔で見下ろし、更に左手で腰回りを引き寄せた。私は、一瞬で耳の辺りが熱くなり、目をそらすのがやっとの状態。
「仕事中もお前で頭いっぱいの俺が大好きなんだろ? 本当は嬉しいくせに。まぁ、素直でないエリも可愛い……マジに怒んなよ。第一お前が思ってたほど、俺ら下手って思ってなかったぜ。確かに人前だと緊張からぎこちなくなってたけど、一人で練習してる時は全然悪くなかった。笑ってたのはさ……可愛かったんだよ。だってお前、すっげ顔に出てたからさ。上手く歩けるとほんと嬉しい顔してんだけど、ハッと我に返って何でもねえ顔装ったり、上手くいかないとしゃがみ込んで落ち込んだり、飽きねんだよな。それがまた可愛いくてさ。……いつもエリのことだけ見てた。ずっと腹ん中で応援してた。まぁ、ぶっちゃけどんなエリも可愛くて目が離せずにいた。……エリはさ、人一倍無器用だけど、それ以上に頑張り屋だったじゃん。けど本当にモデルになりたかったわけじゃないだろ? 俺や親父達の為に頑張ってたこと知ってる」


