サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 翔にそんなドキッとするような魅惑的な笑みで誘われると、例え甘い罠と知っていても飛び込んでしまいたくなる。例え本物の兄妹だったとしても……。でも今の私は、恋する一人の女の顔して素直に翔を見つめられる。瞳にその想いをのせて翔を見つめていられる。

 それだけで泣きたくなるほどに幸せ……。

 だから今は、ただ翔を躊躇いなく見つめていられるだけで充分である。それにすぐ隣にはスタッフがいる。もしも見られたりしたら、翔への信頼を壊すことになる。私の為にそんなリスク負わなくていい。これからは、ずっと二人でいられるのだから。

 でも本当の兄妹だったなら全然余裕なんてなくて、すぐに翔の腕に飛び込んでしまうかもしれない。そして悲劇のヒロイン気分浸ったに違いない。だからこんなに冷静にいられることに感謝せずにはいられない。そう……心からの感謝を。