「ニヤニヤ気持ちわり。でもまぁ、お前がもっと小さかったらぽいかもな。エリ小さい頃好きだったろ? 確か妖精の本何冊か持ってて、妖精が来てくれるおまじないとかしてたじゃん。あの頃は、まさに妖精ってイメージしっくりきてたよな。……超可愛いかった」
約二十年前の私を脳裏に描き、目を優しく細める翔。
いつも昔は昔はばかり。……バカ。
「何、膨れっ面しやがって。まさか子供の自分に妬いてんじゃねーよな?」
私は、図星ですぐに顔が赤くなる。そして顔を隠すため全面ガラス張りの窓辺にさりげなく歩み寄り、何気に翔に背を向けてみた。
約二十年前の私を脳裏に描き、目を優しく細める翔。
いつも昔は昔はばかり。……バカ。
「何、膨れっ面しやがって。まさか子供の自分に妬いてんじゃねーよな?」
私は、図星ですぐに顔が赤くなる。そして顔を隠すため全面ガラス張りの窓辺にさりげなく歩み寄り、何気に翔に背を向けてみた。


