サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 な、何バカなこと言ってるの!? ……あ! いつの間にかこんな空けて……。もう絡み酒の相手は勘弁願います。

 私は、今日一大きな溜め息を付き、翔を置いて歩き始めた。

「この頃は良かったよな」

 背後からの低い声に振り返ると、翔は少し寂しげな表情で待受画面を見つめていた。

「この頃はさ、まだ何も知らなくて、ただただ幸せな毎日だったよな……」

 そうね……二人いつも一緒にいた。

 こんなふうに翔から逃げたくなるようなドキドキも、遠い目をする横顔に胸が締め付けられることもなかった。

『おにいちゃんだいすき!』

 素直に笑って、私より少しだけ大きな胸に飛び込んで行けたのに。

「……早く行けよ」

 私は、見惚れていたのに気付かれたくなくて、逃げるように早歩きで家に戻って行った。