サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

……凄く凄く嬉しかった。たぶん二十七年間で一番嬉しかった。奇跡ってさ、こんなにもすぐ近くにあるんだなって。だからってすぐ素直になんてなれねーし。必死にエリの嫌いな男のフリしてきて、いつの間にか擬態しちまったのか、本来の自分がよくわかんなくなっちまったんだよな。……つうか、物心ついた頃? いや、それより前か……お前が喜ぶ俺になろうとしてたのかもな。お前ガキの頃から王子好きじゃね?」

 大好き。
 
 私にとって翔は、ずっとずっと唯一無二の王子様だった。

 なのにいつの間にか俺様……。思えばあまりのギャップに気持ち冷めても不思議じゃないのに、なぜだろう……? 

 私の気持ちは、何一つ変わらず翔だけを見つめ続けてきた。

 ……奇跡って、私も翔を好きだってこと? 帰国してすぐに私の気持ち知ったの? でもどうやって……? 翔輝君を好きと誤解してたはず。

 ……あ、そういえばお母さん言ってたことある。私の幼少の記憶は、優しい翔しか残ってない。けど私以外には、凄い反抗したり負けず嫌いだったって。

「翔にとって昔の私は、お姫様だったって本当?」

「……まぁな」

 めちゃくちゃのドヤ顔に思わず笑ってしまう。

 ドヤ顔するとこ? でもそれが、今じゃオモチャに降格……。そう思うと笑いが止まらなくなるの。