サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 そう思いながら恨めしげに翔を見ていると、翔は腕に右耳伏せたまま不本意な顔して見上げてきた。

 ……そんな顔してガン見されても困る。

 言葉が出なくて焦っていると、翔はいきなりバッと体を起こし、あっという間に手すりとの間に私を囲い込んだ。

 私は、目映い光を宿した瞳に真っ向から射止められ、息をのんで見つめ返した。

「好きだ。ずっとエリだけが好きだ。でもエリだけは、何があっても永遠に手に入れられない。絶望の中、何度も忘れようとした。追い出そうとした。でもどうしてもできなくて、最低の男のフリして思いっきり嫌われようともした。そうすれば諦められる……俺の勝手な想いから、何も悪くないエリを傷付けまくったんだ。そのまま俺は、逃げるように家を出た。……それなのにエリは、一年後戻って来た俺に微笑んで『お帰りなさい』って言ってくれた。全て許して迎えてくれた。俺は、あん時一生エリにはかなわねー。一生こいつ以外無理だって本気で悟った。諦めたんだ、エリを諦めることを諦めた。この時エリを誰よりも幸せにしたい……心からそう思った。それまでは、どうにかして自分が救われたい。そればっか考えてたけど初めてそう思ったんだ。でもそれも俺には無理で……。ならせめて見守ろう、エリが幸せ掴むの見届けよう、そう誓った。
そして数年後に帰国して……知ったんだ。