サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 翔の唇が離れると、すぐに俯き甘い余韻に浸り出す。しばし沈黙の時間に包まれていると、やがて少しずつ夢うつつから覚める感覚に変わり行く。

 ……これは夢? それとも現実?

「エイプリルフ……あ、四月……ん?」

 エイプリルフールって何日だっけ?

 そんなこともわからないくらい、奇跡の告白に頭がボーッとして、つい独り言を漏らしていた。

「お前、エイプリルフールと……ハァ~ッ! ちなみに今は五月。言っとくが、俺エイプリルフールとか七夕とか、よく意味わかんねーもんには興味ねーんだよ」

 翔は、大袈裟と思えるほどの溜め息付いて私の頬から手を離し、バルコニーにもたれて両腕に顔を埋めてみせた。

 だってこんなうまい話、普通誰でも疑うでしょ?普通の男女ならともかく私達は兄妹。しかも翔みたいにモテまくりで、極上の女性選り取り見取りし放題の人が、外見しか取り柄なしの私を好きなんて信じられないのが当たり前よ。