翔は、手を引かれバルコニーに出た私を黙って見つめながら、繋いだ手の指を絡みしっかりと握り締めてくれた。
私は、絡め合う指の温もりに、懐かしさと愛しさを感じて思わず涙ぐむ。こんなふうにしてくれるのは十年以上ぶりだから。
「何泣いてんだよ?」
「……泣いてないし」
私は、ついいつもの癖で素直になれず、俯いて睫毛をパタパタさせ涙を散らしまくる。
私は、絡め合う指の温もりに、懐かしさと愛しさを感じて思わず涙ぐむ。こんなふうにしてくれるのは十年以上ぶりだから。
「何泣いてんだよ?」
「……泣いてないし」
私は、ついいつもの癖で素直になれず、俯いて睫毛をパタパタさせ涙を散らしまくる。


