私は、ホッとしてすぐにその手を預けた。
すると翔は、少しだけ安心した顔をして優しくこの手を握り、グッと力強く引き上げ私を立ち上がらせた。
そしてそのまま歩き出し、南の白い大きな窓辺に私を誘導すると、繋いだ手を離して鍵を回し両手で扉を開け放した。すると心地よい風が、スーっと私達の間を通り抜けて行く。
翔は、扉の右横の壁に備え付けられているオシャレな壁掛け帽子ラックから、ひょいとオフホワイトのつば広帽子を取り、片手で私の頭にのせると、丁寧に長い髪を整えてくれた。
……頬と耳に触れる翔の繊細な指先がくすぐったい。でも何ともいえない心地よさを感じる。そんな自分が、やけに女の表情をまとっているのに気付き、恥ずかしくなり俯いてしまう。
すると翔は、少しだけ安心した顔をして優しくこの手を握り、グッと力強く引き上げ私を立ち上がらせた。
そしてそのまま歩き出し、南の白い大きな窓辺に私を誘導すると、繋いだ手を離して鍵を回し両手で扉を開け放した。すると心地よい風が、スーっと私達の間を通り抜けて行く。
翔は、扉の右横の壁に備え付けられているオシャレな壁掛け帽子ラックから、ひょいとオフホワイトのつば広帽子を取り、片手で私の頭にのせると、丁寧に長い髪を整えてくれた。
……頬と耳に触れる翔の繊細な指先がくすぐったい。でも何ともいえない心地よさを感じる。そんな自分が、やけに女の表情をまとっているのに気付き、恥ずかしくなり俯いてしまう。


