サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 ふと顔を父に向けると、いつの間にか父は三メートルほど先にある壁付けテレビの下の、白い棚に飾られた様々な家族写真を懐かしそうに見つめていた。

 そして私が、その中にある翔にプロポーズされた時の写真を目にすると、ふと翔の気配を感じられた気がした。

「愛梨?」

 私が、ほんの少しだけ開かれているドアを凝視していると、やがてゆっくりとドアが動き翔が姿を現した。その手には、一枚の紙が握られていた。

 翔は、何も言わず強い眼差しで父を見据えていた。

 やがて父は、そんな翔に力強く頷いた。そしてゆっくりと立ち上がり私を見下ろすと、涙を浮かべながら愛しさ込めて微笑んでみせた。