サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

「……ごめん。まだほろ酔いみたい」

 こんな嘘、簡単にお見通しのはずなのに、翔は何も聞かず私を囲む腕を外し、優しい指先で労るように髪を撫でてくれた。

「……大丈夫」

 翔は、心と裏腹に優しい指先を制する私に寂しげな表情を見せ、少し前に二人でいたベンチにゆっくり座ると、肘を膝にのせて前屈みの姿勢で私を見てきた。

「……何で母さん、あんなこと言い出したんだろな?」

「……さぁ? 自由人の思い付きでしょ」

 私は、ドキッとしながらも、平静を装い闇空を見上げて答えた。

「さぁな。……お前に白馬の王子が来る気配なんて、永久になさそうっつうのに、全く結婚焦ってねーだろ? その前にお前結婚する気あるの?」