父は、ただ泣きじゃくるだけの私を、静かに抱き寄せてくれた。
「……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんな…………お父さん、ごめ……」
その懐かしい温もりと父の匂いに、私は弾かれたように泣きながら謝る。でも父は、何も言わずに背中をゆっくりポン……ポン……繰り返し続けた。
……やっぱりがっかりさせてしまった。お母さんが亡くなって、間もないのに……。
お父さんだって、悲しくて苦しくて堪らないはず。なのに最大の親不孝を告げるなんて、なんて浅はかで最低な娘なんだろう。
でも初めて気付いた。どこかでホッとしてる自分がいることに。ずっと誰かに知ってもらいたかったと、今初めて気付いた。もうこの小さな胸の内にだけ秘めておくのが限界にきていたと、今初めて気付いた。
「……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんな…………お父さん、ごめ……」
その懐かしい温もりと父の匂いに、私は弾かれたように泣きながら謝る。でも父は、何も言わずに背中をゆっくりポン……ポン……繰り返し続けた。
……やっぱりがっかりさせてしまった。お母さんが亡くなって、間もないのに……。
お父さんだって、悲しくて苦しくて堪らないはず。なのに最大の親不孝を告げるなんて、なんて浅はかで最低な娘なんだろう。
でも初めて気付いた。どこかでホッとしてる自分がいることに。ずっと誰かに知ってもらいたかったと、今初めて気付いた。もうこの小さな胸の内にだけ秘めておくのが限界にきていたと、今初めて気付いた。


